やさい日記

複線的人生の創造

雲雀丘・安田邸

【読書記録】わたしのコミュニティスペースのつくりかた

雲雀丘・旧安田邸の保存活用を考え動き始めてから初めて気づいたことがあります。建物は人がいて建物として成り立つということ。もう当たり前と言えば当たり前なのですが、そんなことすら知らなかったわけで。保存するには、人間が活用していかないと、保存…

人と建物の寿命が違うからややこしい

今朝の産経新聞。「モンテーニュとの対話」というコラムに思わず膝を打ちました。 「神事とは生者だけのものではない。継承してきた死者たちのものでもある。」 「生者のおごり」 私がうんうんと頷いたのはコラムの本旨よりも枝葉末節の部分なのでコラムの内…

JR畝傍駅の貴賓室が取り壊しの危機に

昨日の産経新聞夕刊。JR畝傍駅の貴賓室が老朽化で取り壊しの危機にあるとありました。 昭和15年に橿原神宮一帯で皇紀2600年の奉祝行事があり、JR畝傍駅はその玄関口となったそうです。皇室が休憩されたのがその貴賓室でした。昭和34年には今の上皇ご…

やさいラジオを始めました

ご無沙汰しております。 急に思い立ってラジオを始めてみました。 radiotalk.jp ひとまずプロローグと言いますか、第1回目の予行演習的な感じで配信してみました。インスタで告知したら意外にも聞いてくださる方がいらっしゃって、メッセージや直接会ったと…

あなたは何のために書をやっているのですか?

価値ある建築物の活用を語る会と題して、建築や左官、材木を生業にしている仲間といろいろと語り合ってきました。 表面的、具体的な話というよりも、根底というか哲学っぽいというかそういう話でクールにでもハートは熱く盛り上がりました。生業は違えども根…

学びが消費されている時代の書道人口の減少

ユネスコの無形文化遺産登録に、日本として「書道」が選定されたと報道がありました。書が自分の生活の一部としてある身として、いいきっかけになればと思います。 新聞のなかで軽く驚いたことがありました。年に1回書に触れた人数が、平成22年530万人…

歴史と文化とおかねについて感じたこと

昨日は中国書の歴史講座を受けてきました。その雑談の中で、書が商品として売買されたのは明代だというお話がありました。書を売って生活をする専業書家が現れたのもそのころだと考えられているそうです。逆に言うとそれまでは商品としての価値はなかったと…

雲雀丘でも開催されていた「南一会」 小林一三らによる池田の画家・樫野南陽支援

小林一三は池田の画家・樫野南陽を支援していました。パトロンと文化の関係に興味があって、逸翁美術館に隣接する池田文庫に行って、いろいろと調べてみました。阪急文化研究年報という雑誌があり、そこに伊井春樹氏が「樫野南陽の南一会始末記」という論説…

久しぶりなので雑文で勘弁

ブログから遠ざかっておりました。沖縄にいって(一応シゴトで)帰ってきたらインフルエンザになったりでと、まあそんな理由です。 今週で創玄展の締め切りがやってきてしまいました。もっと書けたらよかったなあ・・・という後悔はありますが、いまの実力ど…

恵陸さんの巨大白菜をいただいて思ったこと

以前も書いたことがあるかもしれませんが、私の文芸のお友達に恵陸さんという方がいらっしゃいます。主に川柳を詠まれたりエッセイを書かれています。その川柳やエッセイを読ませてもらったりしながら交流を深めております。 恵陸さんは畑もやっていらっしゃ…

【読書記録】世界は贈与でできている(近内悠太著)

「世界は贈与でできている」(近内悠太著)。表現がとてもわかりやすいのに、内容が深いせいかなかなか理解が進まず二回目を読み直しています。ここで書かれている「贈与」の概念が生きていくのに大変重要な気がしています。 更生していきたいと思っている、…

なぜか説明できない衝動がわきおこったとしか言えません

宝塚・雲雀丘にある安田邸。大正10年建築で宝塚市の所有ですが、屋根が傾き朽ちて、天井に穴があいて空が見えるところもあるそうです。老朽化はげしく、維持していくにはもう待ったなしの状況です。 宝塚市も必死で運営してくれる事業者を探しているそうです…

現実から過去へさかのぼって宝塚・雲雀丘の安田邸について考えてみたい

阪急宝塚本線にある雲雀丘花屋敷駅。ここから徒歩2分のところに、大正時代に建てられた洋館があります。旧安田邸。400坪の広大な敷地に庭園とこの洋館が存在しています。しかし大正ロマンあふれる洋館が老朽化しこのままでは維持が難しい状態になってしま…

書道の練成会で一日書いてきました

先日は私が所属している浪速書道会の練成会にいってきました。練成会とは丸一日みんなであつまり展覧会の作品制作をして先生方に指導を仰ぐという会です。 練成会にいくのにまず荷物の準備が結構大変なんですよね。今回は創玄展に向けての制作なので、私の場…