やさい日記

複線的人生の創造

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

学びが消費されている時代の書道人口の減少

ユネスコの無形文化遺産登録に、日本として「書道」が選定されたと報道がありました。書が自分の生活の一部としてある身として、いいきっかけになればと思います。 新聞のなかで軽く驚いたことがありました。年に1回書に触れた人数が、平成22年530万人…

歴史と文化とおかねについて感じたこと

昨日は中国書の歴史講座を受けてきました。その雑談の中で、書が商品として売買されたのは明代だというお話がありました。書を売って生活をする専業書家が現れたのもそのころだと考えられているそうです。逆に言うとそれまでは商品としての価値はなかったと…

雲雀丘でも開催されていた「南一会」 小林一三らによる池田の画家・樫野南陽支援

小林一三は池田の画家・樫野南陽を支援していました。パトロンと文化の関係に興味があって、逸翁美術館に隣接する池田文庫に行って、いろいろと調べてみました。阪急文化研究年報という雑誌があり、そこに伊井春樹氏が「樫野南陽の南一会始末記」という論説…

久しぶりなので雑文で勘弁

ブログから遠ざかっておりました。沖縄にいって(一応シゴトで)帰ってきたらインフルエンザになったりでと、まあそんな理由です。 今週で創玄展の締め切りがやってきてしまいました。もっと書けたらよかったなあ・・・という後悔はありますが、いまの実力ど…

恵陸さんの巨大白菜をいただいて思ったこと

以前も書いたことがあるかもしれませんが、私の文芸のお友達に恵陸さんという方がいらっしゃいます。主に川柳を詠まれたりエッセイを書かれています。その川柳やエッセイを読ませてもらったりしながら交流を深めております。 恵陸さんは畑もやっていらっしゃ…

【読書記録】世界は贈与でできている(近内悠太著)

「世界は贈与でできている」(近内悠太著)。表現がとてもわかりやすいのに、内容が深いせいかなかなか理解が進まず二回目を読み直しています。ここで書かれている「贈与」の概念が生きていくのに大変重要な気がしています。 更生していきたいと思っている、…

なぜか説明できない衝動がわきおこったとしか言えません

宝塚・雲雀丘にある安田邸。大正10年建築で宝塚市の所有ですが、屋根が傾き朽ちて、天井に穴があいて空が見えるところもあるそうです。老朽化はげしく、維持していくにはもう待ったなしの状況です。 宝塚市も必死で運営してくれる事業者を探しているそうです…