やさい日記

複線的人生の創造

吉田松陰に触発されて書いた「誠」

新年の初作品はこちら!「誠」。はがきサイズの100x148mm。吉田松陰の本を読んで触発されました。たった一文字ですが、とても重みのあることば。松陰先生いわく、この誠は最高の一文字。この字をよく味わい、私欲ではなく誠に生きると誓ったときから人生は始まるんだよ、と。

 

 

 

私欲だけで動いてしまうのではなく、本当に大切な道とは何か、なにがまっすぐか、正直か、誠実か。それを松陰はわたしたちに残してくれています。孔子孟子の世界観は戦後すたれてしまったような印象がありますが、いまこそ大切にしたほうがいいのかもしれません。

 

 

 

縄文時代の国家が出来上がる直前の水平的な社会もあこがれますが、弥生から人の道を信じていきていく江戸の武士道まで至るまでの垂直的な構造も学ぶべきところがありますよね。幕末の志士が大切にした武士道的精神を今年もう一度感じてみようと思います。

 

 

 

インスタでこのハガキ作品ほしい方いたら送りますよとあげたところ、数名の方から手があがりました。作品として自分が納得する「誠」を3名の方にお送りすることにしました。お子さんの名前に「誠」が入っているので、とか、父にプレゼントしたいとか。一枚の書でコミュニケーションが生まれるのが書き手として最高の喜びです。

 

 

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