やさい日記

複線的人生の創造

【読書記録】エッセイストのように生きる 松浦弥太郎さん

人気のエッセイスト、松浦弥太郎さん。エッセイだけではなく、暮らしの手帳やCOOKPADでも活躍されていました。弥太郎さんの新刊が出ていたので早速読みました。

 

 

 

 

 

弥太郎さんは私があこがれている、目標としている人です。もちろん社会への影響力や仕事の大小でいう点でではなく(そこは及ばないので)、人生をどう生きるかを感じて考え抜いている先輩という点でです。一時期はなんとなく避けていたこともあったのですが、やっぱりいいなあと思い、最近はよく弥太郎さんの本を読み直しています。

 

 

 

エッセイストのように生きる、というのは、エッセイを書くために感じて考えていることって、生きていくのに大切な視点じゃないかなという問いかけです。エッセイストになりましょうという本ではありません。

 

 

 

私もこのやさい日記を今年から書き始めました。本当は書道教室のブログのはずですが、書道のことだけを書いたり、教室の宣伝だけを書くのはどうも楽しくなくて、いまのように自分の興味のわいたこと、こんなことあってこう感じた、とか、心の動きを中心とした内容になっています。

 

 

 

これはわりと弥太郎さんのスタイルに近いように思います。弥太郎さんもこの本の中でも知っていることを書くのではなく、わかったことを書いている、ということを書かれています。例えば書についてかくとき、筆法とかの知識を書くのではなく、その筆法をやってみて自分なりのわかったことをかくんだよってこと。

 

 

 

弥太郎さんがエッセイストのように生きるためにしている行動のなかで、私も偶然取り入れていることが3つあり、親近感がさらにわきました。

 

 

 

寝る前に3ついいことを書いて寝る

手帳とペンを持ち歩く

ぼんやりタイムをもつ

 

 

 

「寝る前の3つポジティブなこと」は、樺沢紫苑さんの本の影響でやりはじめました。これはほぼ日手帳に書いています。「手帳とペンを持ち歩く」はポケットサイズのダイアログノートとお気に入りの万年筆をいつも持ち歩いて、なにかあればメモをするようにしています。ぼんやりタイム、これはいま私は座禅会を通じて体験中。

 

 

 

一つ、私がやっていなくて、弥太郎さんがおすすめされていることに、「おしゃべりを誘ってみる」というのがありました。弥太郎さんは自分が話をしたいと思ったひとは、年齢、性別に限らず自分から誘うそうです。

 

 

 

私は話したいなと思ってもあまり自分から誘うことはないので、これはちょっと真似してみたいなあと思いました。迷惑かもなーなんて思いながら、でもたぶん断られて傷つくのがいやなだけかもしれないなと思いました。

 

 

 

弥太郎さんの本を読んで感じるのは、読みやすいけど考えさせられるということです。いつも自分の内側を探るという作業を弥太郎さんがされているから。読みながらも自分の内側を掘り下げるという作業をするきっかけをくれています。

 

 

 

どう生きたいのか。いつも弥太郎さんの本を通じて感じて考えるきっかけをもらっているように思います。

 

 

 

自分の内側を掘り下げることは、書をまなぶ人にも必要な生き方だと思います。

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