やさい日記

複線的人生の創造

3歳から5歳になったつもりで

「3歳から5歳になったつもりでお話を聞いてください~」って聞いて、うお、これは難しいぞと思い、背筋が伸びました。この土曜日、寺子屋関西さんの偉人伝講座&古事記の輪読の会に参加してきました。

 

 

 

なぜ幼稚園児くらいのつもりで聞くのか、というのは、講師の方が今度保育園か幼稚園で子供たちむけに偉人伝を語るため、その内容のブラッシュアップのためにみなさんの意見を聞きたいからということでした。

 

 

 

この日の偉人は、二宮金次郎織田信長豊臣秀吉源義経のようにわかりやすい戦いのヒーローではないだけに、幼稚園児を飽きさせないで語るのって難しいだろうなと思いました。

 

 

 

それでもさすがです。子供たち(といっても私も含めた大人が子供になって聞いている設定)に飽きさせない工夫が随所にあるんです。絵を見せて問いかけたり、わらじの実物を見せたり、大切な言葉をみんなで声にだしてみたり。最後の仕上げはクイズで終わりました。

 

 

 

それにしても幼稚園児の気持ちになってというのはなかなか新鮮な体験でした。私自身がこの会への参加が2回目なので、あんまり突出したことも出来ず。幼稚園児だったら元気な子は先生が話しているときに声をあげることあるじゃないですか。「あ!それ知ってる!」とか。さすがにそれは出来ませんでした。(そこまでしなくてもいいか!?)

 

 

 

先生が問いかけをした時には、なるべく幼稚園児ならこういうかなという答を声にだしてみました。正解ではないのですが、先生がほめてくれて、めっちゃうれしかったんです。そんなにほめてくれるんだー、って。これはきっと子供たちうれしいだろうな~。

 

 

 

みなさんは幼稚園児のころ、どんな子供でしたか?私はそれを思い出そうとしていたのですが、なんか思い出せないのです。親からあとで聞いたエピソードはあるのですが、それはなんか自分じゃないような気がしたり。活発だった印象はないので、ぼーっとした子供だったような気がしています。

 

 

 

当時の私が二宮金次郎さんの話を聞いたらどう心に残ったでしょうか。心に残るというのはなかなか難しいかもしれません。それでも子供の心に灯をともそう、なにか少しでも印象に残ればいいと思って頑張る寺子屋のみなさんはすごいなあと思いました。

 

 

 

事前にこんなに準備をして、人の意見をきいてブラッシュアップするのは大変ですし、勇気もいることですよね。幼稚園児に戻ったつもりでしたが、大人の準備のすごさを同じ大人として感じることのできた偉人伝講座でした。

 

 

 

道教室の生徒たちの心に灯をともせることばや体験をさせてあげられたらこんなにうれしいことはありませんね。

www.kusunoki-shodo.com