やさい日記

複線的人生の創造

ほしかった万年筆を買ってうれしかった その2

はい。昨日の続きです。小野萬年筆さんへと向かいました。谷町六丁目から歩いて7分ほど。いい場所ですね。すぐお店がわかりました。

 

早速小野さんに何本か出してもらって試し書きをさせてもらいました。ペン先が金かスチールかによって、書き味が違うとのこと。少し書いてみただけだとあんまり違いがわからなかったです。でも何度も金、スチール、金、スチールと書き比べているうちに、金のほうが弾力があってやわらかいかなと思いました。

 

しつこく書き比べているうちに、やっぱり金の方が心地いいなと感じたんです。お値段は違いますがもうこれは金にすることにしました。「使っていくうちに自分の書き味にあっていきますよ。」「買ったときが一番いいのではなくて、使い込んでいくことでどんどんなじんでよくなっていきますよ。」みたいなことを教えてもらいました。

 

金のうち「ラピスラズリの鉱脈」と名付けられた万年筆に決めました。ラピスラズリのように深い青色が落ち着いていてそれでいて華やか。うん、もうこれしかないと思いました。サイズも今持っているウォーターマンとほぼ同じで、ほぼ日手帳カバーのペン入れに差してもちょうどいい大きさでした。

 

小野さんから「ネーム入れたらさらにかっこよくなりますよ」とアドバイスをもらい、金色で名前をいれてみました。うん、いい感じ。

 

「わがままをどんどん言ってくれていいんですよ、太くすることはできないけど、いろんな調整できますよ。」とのことでした。何をどうしたらいいのかわからないながら、画数の多い字がつぶれてしまうので、もう少しなんとかしたいと伝えました。

 

「ではペン先を細くする前にインクの出を少なく調整しますね。」と。すごいそんなことできるんですか!しばらくすると確かに出るインクの量が少し減って字がつぶれにくくなりました。いやあすごい。

 

1時間近くびっちりお付き合いいただき、満足いく万年筆をもらうことが出来ました。あとは自分の書き方でどんどん使い込んでいくのみです。「また何かあったらいつでもメンテンナンスするのでいつでも来て下さい。」と笑顔で言っていただき、万年筆ライフを楽しんでまた相談にいかせてもらおうと思いました。

 

これでたくさん字を書いていくのが楽しみです!