やさい日記

複線的人生の創造

子供のころからお習字習っていたんですか?という質問をよく受けますが

生徒さんから「最近ブログ書いていますね」と言われてうれしい気分です。「たまには書道のことも書いてください」というリクエスト(?)がありました。そうですよね。最後に書道のこと書いたのは7月10日なので、久しぶりに書道について書きます。

 

よく聞かれる質問があります。「子供のころからお習字習われていたんですか?」というもの。結論からいうと「大してやっていない」というのが答です。

 

小3のときに家から歩いて15分くらいのところにあった教室に通わされました。たぶんだけど親がママ友から誘われて私を行かせたんだと思います。とにかく生徒が多いんですよ。団塊ジュニア世代だし。大混雑でそれだけで行くのがおっくうだったなあ。日本習字だった記憶があるんですがその先生のことは全く記憶にありません。女性だったと思うのですが・・・。

 

1年くらいそこに通いました。その通い道に少年野球のポスターが貼ってあるのをみて「野球やりたいなあ」って思ったんです。今でも覚えているのですが、お習字に行く途中でそのポスターが貼ってあるおうちにピンポンして、「野球やりたい」って言いにいきました。

 

その時どうだったのかな?「親に聞いておいで」って言われたのかな。親に話してもダメでした。理由は覚えていないですけど、母親にいやそうな顔されたのかな?

 

そんな感じで小3のころのお習字は行ったり行かなかったりして辞めて、小4では通っていた小学校で放課後にあった習字の課外授業を受けました。これもなんでだろう?親が決めたのかな。小学校の課外授業はほぼ放置状態でした。適当に何枚か書いて、これまた見てもらうのに並んで、〇をもらってはい終わり。

 

ただこの時の男の先生のことはよく覚えています。「しゃーべーらーないっ。しゃべったらでてってもらうぞ」という先生の口癖を友達がよく真似していましたので。そうそう10年くらい前、1月上旬に毎年阿倍野近鉄百貨店である毎日書道会の代表作家展を見にいったとき、この先生が出品されていたのをみて大変驚いた記憶があります。お若くして亡くなられたと聞きました。

 

それ以降は習うことはありませんでした。高校時代の選択科目も音楽を選んでいました。私が書道を自分の意志で習おうと決めたのは社会人1年目の22歳のとき。「一人でできる趣味をもっておきたいな」という思いから、書道かピアノかどちらかにしようと考えました。結果書道を選んだのですが、筆をもったことあった子供時代の経験があったので、書道が選択肢として残ったというのはあると思います。

 

もちろん書家の方の中では子供のころから血のにじむような努力を重ねて大家になられれている方もいます。でもそうでなくても書道は楽しめるもの。私が習っていた作田先生も大人になってから書を始められ、素晴らしい作品を残されました。

 

もちろんそんな域にいかなくても、少し以前より字が上手になったとか、筆を持っている静の時間が好きとか、そんな楽しみ方が日常に彩りを与えてくれます。字は普段からみなさん書いたり読んだりしていると思います。ちょっと筆をもって字を書くだけのこと。

 

子供のときにやっていなくても全然大丈夫。ぜひぜひ一度筆をもってほしいと思います。よかったら体験に来てくださいね。

 

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