やさい日記

複線的人生の創造

住教育セミナー(空き家活用術)に行ってみた

川西教室をお借りしているはじまりの杜オーナー坂井さんのお誘いもあり、猪名川町での住教育セミナーに参加しました。私の本業は木材、不動産なので、空き家を活用した事業も何かできないかな?という視点はずっともっていたので、おもしろそうだと思い行ってみました。

 

7軒に1軒が空き家の時代。50年後には3軒に1軒は空き家になります。空き家が増えると治安の問題、倒壊等の危険など、様々なリスクを抱えることになります。セミナー自体は空き家問題の解説、今後の解決策などの話がありました。

 

おもしろかったのが、カードゲーム。カードゲーム!?と最初なんのことかと思ったのですが、6人1組になって、空き家問題に関する質問が書かれたカードを引きます。そこの質問に答えて、他の皆さんの意見も聞くというモノ。

 

空き家になった古民家や山をお持ちで悩まれている方。古民家が好きで物件を探しているけど汚れや虫の問題が気になってなかなか踏み切れない方。カードを引きながらいろいろな意見がたくさん出てきました。

 

1時間くらいカードゲームやったあと総括して終了となりました。なかなかこういう視点での議論をする機会がないので、みなさんも楽しそうに話をしたり、話を聞いたりしていました。住まいの悩みを打ち明けて話をするというのは本当になかなかできない貴重な体験でした。

 

私が感じたのは、住まいの問題は、親子関係の問題でもあるということ。団塊世代の親と団塊ジュニア世代の子の意識のギャップ。将来両親が他界した場合に空き家になることがわかっていても、親の気持ち、例えば荷物の処分をしたくない、など尊重してあげたいからこそ子が踏み込めないという。

 

セミナーでは親から話を切り出すのが理想だという話もありましたが、確かに親が切り出さないと難しい場合が多いかもしれません。しかし、親から切り出さないなら、子から思いきって話を切り出さざるをえないのかと思います。

 

私はたまたま実家の近所に住んでいるので、おそらく実家は自分が受け継ぐのだろうとおぼろげに思っています。ちゃんと親と向き合って話をしていかないとなと改めて感じました。偶然にも実家の自分の部屋だったところのゴミをすべて捨てて、書道部屋に出来たのはある意味実家の整理になってよかったなと思っています。

 

ちょっと時間が足りなくなったので、私が思っていた空き家を活用した事業の話とかがもっと聞けたり議論出来たらいいなと思いました。またそれはいつかの機会ですね。

 

 

 

川西教室は木をふんだんにつかった建物です。

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