やさい日記

複線的人生の創造

【継続するコツ】坂口恭平さんになれるコツ

坂口恭平さんの【継続するコツ】を読みました。もう一度読み返しています。楽しいです。坂口さんの本。書くのが好きで書いていると幸せ!それを続けているだけというオンパレードで、読んでいる私もとても幸せに思えます。

 

坂口さんってこれまでの本やTwitterをみていると、ああ自分とは違って天才なんだろうな、と思っていました。でもこの本を読んで、実は天才じゃない、自分も好きなことを追求し続ける事ができたら、坂口恭平さんみたいになれる!なんて思えてくるんです。

 

と思わせてくれるところに坂口さんの優しさだったり、この本の意図があるんでしょうが、そんなことはどうでもよくて、自分もやりたい、続けたい、もうやりたくない仕事なんてしなくていい、行きたくないなら会社もやめちゃえ!って思えてきます。

 

坂口さんは人と会うのが好きではないから、夜の飲み会なんかも行かないと書いていました。私も全く同じでそこもとても共感できたんです。人と会いたくない。飲み会行きたくない。あ、それでいいんだ。好きなことを続けてさえいればそれでいいんだ。

 

私も会いたい人とは会いたいですよ。自分からそういう人には声をかけます。あ、珈琲部の活動に会いたい人を誘おうかな。いま思いつきました。

 

ちなみに私は会社のプライベートの飲み会は呼ばれていないようです。私以外の全員で隠れて行ってて。まあこれって気を遣って誘わないという思いやりのような見せかけて、軽い仲間外れですけどね。私にわからないように一切話題にも出さず、LINEグループ作って毎月やってるのもすごいなと思いますが。あ、この飲み会も継続していますね。

 

でもその反面やっぱり私としてはホッとするんですよ。お金の節約にもなるし、人の悪口に同調する必要もないし。だからWin-Winなんです。嬉しいです。行きたくないのに行ったり、無理くり断る必要もないのは、本当に楽です。

 

坂口さんも人と会いたくない、飲みにも行かない、となるまでにはこういう経験いっぱいしてきたんだと思いますよ。本を読んでいて、とても人の気持ちに敏感で、気遣いをされる優しい方だと思うので、この境地に至るまで悲しかったり悩んだりしたこともあったんじゃないかなって。

 

気遣いというところなんですけど、坂口さんは依頼された原稿は書かないと書かれていました。一見それだけ聞くと、ワガママな…みたいな印象になりません?でも違うんです。担当者がこう書いてほしいんだろうなーって慮って、サービス精神旺盛だからそれに寄り添いすぎてしまって自分を見失うからだそうです。

 

この話を聞いても優しさ気配りあるからこそ、人の依頼では書かないと決めるまで、すごく苦労されたんだろうなと思うんですよ。ご自身でも社会人としては失格と書いています。でもそれでも自分を否定することはしていない。それもそこに至るまでの葛藤はすごかったんだろうなと思います。

 

って何を書いているのかわからなくなってきました。自分を出して貫くのは、本当の優しさがあってはじめて、そしてその葛藤を乗り越えて、ようやくたどり着ける境地なんだろうな。

 

やさしくなりたい。大江千里さんの歌詞にもありましたが、感じる心なくしたくない。ほんとに好きなことを見つけてやり続けたいなぁ。