やさい日記

複線的人生の創造

字を書くときの【没頭する瞬間】が貴重です

土曜日の川西教室に大人の体験の方がお越しくださいました。熱心に筆をはこばれていました。小学校のころ書道を習ってられたようでとてもお上手でした。楽しんでいただけたらよかったです。

 

川西教室は現在大人の方2名、中学生1名、小学生1名が来られています。9時から10時半ころに来られる方が多いのでその頃は少し混みあいますが、11時頃になるとゆったりかけるかなと思います。大人の方は少しゆっくり目にお越しいただければいいかもしれませんね。

 

字が上手になるにはもちろんあれやこれやお伝えしないといけないことがあります。とはいえあまりやいのやいの言われても楽しくないこともありますしね。私の考え方としては、大人の方は「書の時間に没頭すること」が一番大事かなと考えています。

 

没頭できるということは、集中している、そしてそれは=楽しい、ということになるでしょう。書は日常生活に不可欠なものではありません。だからこそ楽しいと思えないとやる気になりません。

 

また逆も真なりで楽しいを導くためには、集中できる環境だったり、興味だったりが必要になってきます。書道教室に来てもらえたら、集中できる環境を提供できることがまず大事だと思います。人が多すぎると集中できませんよね。

 

興味をもってもらうというのも大事です。最初は字を書くことで精いっぱいです。でも少しずつ慣れてくると、文字の字母だったり、歴史であったり、そういうことをちらちらとお話をするようにしています。お習字から書へ移行できれば、もっともっと世界が広がって楽しくなってきます。

 

お仕事や家庭以外に何か一つ自分の軸になるものがある生活が理想です。その一つとして書道は本当におすすめ。字を書くだけではない、もっと壮大な世界観があります。もちろんそこまでいかなくてもただ字をかくこと自体が楽しい、それだけでもかまわないのです。

 

以前にも書きましたが、私はTwitterで「朝活書写」というのに参加しています。私は万年筆やつけペンをつかっていますが、ボールペンでもなんでもいいのです。毎朝お題が出てそれを書いてアップするだけのことですが、こういうのに参加するだけでも、非日常ですし、その書く数分は没頭できます。楽しめると思います。いろんな方の字をみるだけでも楽しいものです。

 

絵と比べると字を書くのは時間もかからず簡単です。伝達手段として絵より簡単に表現したのが漢字だから当然かもしれません。そんな文字を書く、その短い時間を没頭する、その瞬間に真の自分が発揮されています。その時間を積み上げることで新しい自分につながっていく。そんな機会を書道教室を通じて体験してもらいたいなと思っています。

 

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