やさい日記

複線的人生の創造

高校野球に物申す 10回でタイブレークには反対です

息子は大学生ですが高校まで野球をやっていました。その息子の母校の高校の夏大会予選をみてきました。

 

緊迫した投手戦で両校とも全力を尽くしていたのですが、残念ながら敗退。3年生のみんなと保護者のみなさんはほんとうにお疲れ様でした。

 

今年から延長戦がなくなり、10回からタイブレークにルールが変更されていました。いやいや、これあかんよ、このルール。

 

時間短縮やエース一人への負担防止が導入理由かもしれません。でもこれ完全に逆効果。

 

実際両校ともエースが投げきりました。他の投手は出場機会なく高校野球を終えてしまいました。

 

仮に延長が12回、または15回までやるのだったら、当然球数によって継投になります。エース一人でも投げきるのは無理がある場合も多い。

 

そうなれば一人でも多くの選手が出場する機会が出てきます。でも延長戦なしとなれば、エース一人で行こうってなりますよね。じゃあ他のピッチャーは?出場機会ないの?

 

私は特に高校3年生は全員出場してほしいという思いです。一人でも多くの選手を出すためには、延長戦で決着つくところまでやるべきです。そして延長戦になった時点で、選手の交代することをルール化すべきだと思います。

 

ほんとうに残念だったのが両校ともスタメンの9人だけしか出場していませんでした。もし9人だけでプレーするなら、絶対に勝ちきらないといけない。勝てないなら高3は全員出場させてと監督に言いたい。

 

勝てば次の試合があります。だから次の試合で控えの選手が出場するチャンスも出てきます。でも負けたら終わり。控え選手は出場せずに最後の大会を終えるんです。そんなのよくないよ。みんなプレーさせてあげてほしい。

 

そしてレギュラーで出た9人や高3を押しのけてスタメンに入った下級生は全力尽くして勝ちにいかないといけないんです、スタメンで出られなかった仲間のために。

 

高1や高2でスタメン勝ち取った選手の保護者にもいいたい。スタメンで出たからすごいとか言ってない?出場できない先輩の悔しい思いを噛み締めて全力でプレーしろと、家庭で息子に伝えていますか?

 

私は少年野球の監督時代最上級生は何があっても全員試合に出すと決めていました。下級生は次の年があります。でも最高学年はその少年野球生活はラストチャンスなんです。

 

高校野球のルールはもちろんいろんな視点があって決まっていると思います。しかし全員が出場できるような工夫は必要。実力のある9人だけがプレーするという風習は今はすぐ高校野球界全体で改めてほしい。

 

そしてトーナメントで敗退して出られなかった選手たちだけで引退試合をくんであげてほしい。一部やっている強豪校もありますが。それを県、地域でぜひとも実践してほしいと思います。

 

いやぁ、今日は熱くなりすぎましたね。