やさい日記

複線的人生の創造

小野なぎささんの【あたらしい森林浴】を読んで、森林浴の楽しさと事業への信念に共感!

以前も書いたかもしれませんが、私のDNAの中には木が流れていると思っています。木のたくさんあるところへ行ったり、木や林が見える景色がとても好きです。たぶん緑色が好きで自分にフィットするんじゃないかと思います。ま、緑が嫌いって人はあんまりいないから普通のことかもしれませんね。

 

森林浴という言葉があります。森の中をゆっくり歩いたり、森の中でたたずんだり、心も体も森にゆだねるみたいなもんでしょうか。今年はぜひ森林浴を楽しみたいなと思っています。

 

そんなとき図書館で手に取った本があります。【あたらしい森林浴 地域と作る!健康・人材育成プログラム】、著者は小野なぎささん。森林浴による心身への好影響という視点と、森林浴を事業化をしていくためにはというビジネスの視点と両方で書かれていました。

 

ストレスの多い現代人。日々会社の仕事に追われ心身を壊してしまう人も多い時代です。都市部ではそのような悩みがありますが、一方で山側からすると木材単価や働き手の高齢化で事業としてだんだんと成り立たなくなってしまってきているという悩みがあります。その両方の解決になる可能性を秘めているのが森林浴だと小野さんは言います。

 

読んでいくうちに森林浴の効果もさることながら、小野さんがされているビジネスとしての話に引き込まれていきました。森林浴の事業化に成功したというよりも、これから森林浴をビジネスとして成り立たせるにはどうしたらいいのか、その考えや信念が書かれているように思えました。

 

森林浴が事業として成り立ちにくい理由としては、健康のためのサービスやアクティビティが無数にあることや、森に行くよりも手軽でお金をかけずにもヘルスケアとしてできることがあるという点。なるほど、たしかにそうですよね。

 

事業にあたってはお客さんや森林ガイドさんのニーズにギャップが出てきたりとなかなか困難なことは多いようです。事業にかかわる人が多くなればなるほど複雑化し、それでもみんなを尊重して仕組みを作り整えていかないといけない苦労は実際に私が体験したわけではないですが、少しわかる気がします。

 

そんな色んな困難がありながらも、日本の森を森林浴で元気にしていこうという小野さんの信念にはとても共感できました。この本を読んで、自分も志をもって生きていきたいなとテンションがあがりました。

 

ちなみに私のような根っからのインドア派には森へ行くこと自体がハードルが高いです。DNAに木が流れていると言いながらそんなもんです。バーベキューや登山、キャンプなんか苦手意識があって興味がもてないんです。それでもただ森の中をゆっくり歩いたり、寝転んだりして本を読んだり、そんな時間を過ごしたい・・・。

 

でもそうなると森へ行くにはアクセスも悪く、モンベルとかで服や靴をそろえないといけなかったり、なかなかハードルは上がります。

 

一方で都市部の大きな公園を歩くだけでも森林浴とまではいかなくても心身にいい効果があるという実験結果もあるようです。インドア派の私にはそれなら私服でもいけるし、なにより近い。思いついたときに行ける。都市部でプチ森林浴が出来て、それがビジネスにつながれば、多くの人のお役に立てるだろうなと妄想して楽しくなりました。

 

今度休みの日に都市から近い森林公園でも探して行ってみようと思います。もしもっと森林浴に興味がわいたら、森林セラピー基地というのが日本全国にあるようなので、どこか行ってみようかなあ。

 

わたし、やさいがやっている書道教室です。

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