3連休みなさんいかがお過ごしでしたか?私は初めて宿泊座禅会に参加してきました。ひたすら25分を何セットか座禅をするという時間を過ごしました。本当は2泊3日のスケジュールだったのですが、初めてだったので1泊2日に短縮しました。
学びの多い2日間で何から書こうか大変迷うのですが・・・。座禅や仏教というと煩悩を消すみたいなイメージありませんか?でもこれは全然逆なんだということ。座禅を繰り返すとなんか気力が満ち溢れてきて、どんどん前へ進んでいこうという気迫が生まれました。
佐々木住職は、仏陀や臨済も欲をなくすなど言っていないし、煩悩はなくならない、煩悩は煩悩のまま座るのだということを言われていました。以前のやさい日記でも書きましたが、アントニオ猪木の「道」という詩を引用されたことからわかるように、一歩踏み出すために座禅をするというような印象もありました。
寝ていても座っていても、生きている以上すでに土俵やリングに上っているんだ。座っていてもいざというときにバネを活かして跳ね上がる、起き上がる、その力を蓄えておくために座禅をするのでしょう。立ち会いの前の横綱貴乃花のように、静かに力をためている状態です。
そんなことを思いながらふと思い出した歌がありました。今から20年近く前、私の子供らが小さい時、NHKのおかあさんといっしょという番組をよく見ていました。今もやっていますし、それよりもっと昔からありますよね。
私たち家族がおかあさんといっしょをみているとき、当時のゆうぞうおにいさんとしょうこおねえさんが「ぼよよん行進曲」という歌を歌っていました。これはChoo Choo TRAINなどを手掛けた中西圭三さんの作曲だということに当時は驚いたのですが、当時からいい歌だなと思っていました。
どんな大変な事が起きたって 君の足のその下には
とてもとても丈夫な「ばね」がついてるんだぜ 知ってた?
押しつぶされそうな そんな時だって
ぐっ!と ひざっ小僧に勇気をため
「今だ!スタンバイ!OK!」 その時を待つのさ
ぴゅ~ら~り~ら~ 風が君を呼んでいるよ
ぴゅ~ら~り~ら~ら~ 今こそ!
ぼよよよ~んと空へ 飛び上がってみよう
ほら あの雲まで 手が届きそう
ぼよよよ~んと高く 飛び越えてゆこう
虹のふもとで 笑顔で待っている君がいる
(歌ねっとから引用させていただきました)
という歌詞です。人間にはばねがあって、ぐっ!と力をためて、今こそ!空へとびあがってみよう、と。人間の可能性、飛び上がるまえにはしゃがみこんでいるときもあるんだよ、って感じがいいですよね。
ぼよよんと空へとびあがっていくために、考え、悩み、しゃがみこむ。しゃがみこんでしまっているのも飛び立つ準備にしたいなと心が少し晴れたような気がしました。これが初めての宿泊座禅で気づいた、学べたことだと思います。
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書を通じて一緒にぼよよんと飛び上がっていきませんか!?