やさい日記

複線的人生の創造

万年筆の新しいインクは新緑の季節にぴったりだった 京の音・萌黄色

新しく万年筆を買ったので、新しいインクが欲しくなりました。なんばにあるペレペンナへ行ってインク選びをしてみました。

 

ほぼ日手帳に書く用。これまでブルーブラック色のインク(ウォーターマンのミステリアスブルー)を使っていたので、今回はグリーン系にしてみようかなと。新緑の季節だし、山や木が好きだし。あ、山が好きと言っても、登山はしたことないしあまり興味ないです。数年前屋久島に屋久杉を見に行ったくらいかな。きつかった。でもあれは登山とは呼べないですね。

 

木の葉っぱの色合いの緑系から探そう。海外のもおしゃれでいいけど、やはり日本のものでいいものを見つけたい。ということで目に入ったのがこれ。

 

【京の音】萌黄色

 

です。解説を読むとTAG STATIONARYという京都の文具・雑貨メーカーと染織の「京都草木染研究所」が共同で開発した染料インクだそうです。なんかもうこれだけで私の心を満たすには十分なインク。

 

もう少し落ち着いた緑釉色と迷ったのですが、すこし明るめの色が今の気分でした。で早速購入しました。

 

家に帰りコンバーターを水で洗います。残ったブルーブラックのインクが水にじんわり広がっていくのが美しい。何度か繰り返し、ブルーブラックのインクが出なくなったところで、【京の音】を充填!!

 

丁寧にティッシュでふき取り、万年筆の軸にコンバーターを差し込みます。さてためし書き。おお~思ったより明るい色。ちょっとしまったなとおもったのは、5月のほぼ日手帳の罫線が同系色だったのでちょっとかぶるなあと。でも翌月以降ならかぶらないか。あと手帳にはもう少し落ち着いた色のほうがいいのかな、とも感じました。

 

インクの性質のちがいなのか、ミステリアスブルーよりもインクが多く出て、少し字がつぶれてしまいます。これは一度小野萬年筆に行って相談して、インクの出る量を調節してもらおうかと思います。あ、もしかしたら洗ったあとの水分が残っているからちょっとにじむような感じになるのかも?その辺もまた教えてもらいに行こうと思います。

 

そうはいっても新しい色はうれしいですよ。私のほぼ日手帳も新しいインクを喜んでくれることでしょう。1月から今日までミステリアスブルーで書いてきたから、急に変わって違和感はあるけど、そのうち慣れていい感じになっていくと思います。

 

最近【インク沼にはまる】なんていう言葉も万年筆やガラスペンの愛用者では言われるそうです。わかるなあ、集めてしまうなあ、ミニマリストにはなれないなあ。モノは少ない方がいいに決まっているけど、自分を高めてくれるアイテムを持つことはいいことだと思います。