やさい日記

複線的人生の創造

新しく【珈琲部】が出来ます

「世界のビジネスエリートは知っている教養としての珈琲」という本を読みました。書店で思わず手にとって買ってみました。はい、珈琲大好きです。

 

豆を手で挽いてペーパードリップで淹れて珈琲を楽しんでいます。大阪のcafe wegさんでブレンドの豆を買っています。上品でおいしいんですよ。ほんとおすすめです。

 

ところが私は不器用でなかなか上手に淹れられない。家族からは「うま味をけしさって苦い湯だけにしてしまうのはある意味すごい」と最大級の誉め言葉をもらったことも何度もあります。wegさんに申し訳ないくらい、上手に淹れられず、何度も豆を無駄にしてしまったようです。wegさんが淹れているところをガン見して少しずつ勉強させてもらいなんとか最近はうまく淹れられるようになりました。

 

話はそれますが私、墨をちゃんと磨れるようになるまでかなり時間かかったんです。いつも墨を磨って書いて先生に添削してもらっても「墨、薄いかな」って言われて。墨って「病人が磨るように力をいれずやさしく」磨ると言われていて、その加減が本当に難しかったんです。今はそれなりにうまく磨れるようになりました。書道のセンセーが墨磨れなかったらあきませんからね。

 

ちなみに私の教室で小学生は必ず磨るようにしているのですが、小学生はみんな上手に磨りますよ。いい色出ている。おもわず「今日もいい色出ているね~」なんて声掛けも出ちゃいます。

 

話を戻しましょう。この「教養としての珈琲」という本で一番おもしろかったのは、欧州の歴史の中でフランスだったかな(ちょっと忘れました)珈琲店で珈琲を飲みながら哲学や政治を議論するため、政府がちょっとそれは放置してはまずいなって規制していた、ということを知ったことでした。

 

カフェインが入るから頭脳も明晰になって議論が進むみたいです。そうか!なるほど。飲み会して議論している場合じゃないでしょ。日中に珈琲のんで哲学や歴史、政治や経済の話をするべきなんですよ。珈琲店がそのような役割を果たしていた歴史があったと知って心が躍ったのです。

 

ということで私の書道教室に新しい事業部を作ることにしました。名付けて珈琲部。部員は私一人です。そもそも一人でやっている書道教室ですから当然です。

 

どんな事業かって?シンプルです。そう、老舗の珈琲店に行って珈琲を飲み本を読むだけ。老舗に行くというのがみそ。オシャレなカフェもいいですが、大阪には準喫茶という文化があり歴史ある珈琲店がたくさんあるはずです。それをひとつひとつ時間をかけてめぐっていくというだけです。私の好きの掛け算。珈琲×歴史。

 

やさい日記でもアップしていこうかな。これは楽しい。わくわくします。たまには一緒に行きたいという人いれば来てもらってもいいですね。その時は哲学や思想、歴史、自然の話なんかしたいです。いついつこの喫茶店に行きますってツイッターに告知してもいいかな。あ、ついでにその老舗喫茶店から発想した短歌を作っても面白いかも。うんうん。一人盛り上がっていますね。