書道のくすのき 素の日記

川西市で書道教室やっています(お待ちしています)

書を楽しむ場という小さいビジネス

衆議院議員で、ソフトバンクの社長室長を勤めた嶋聡さんの講演を聞きました。木材業界の会の企画でした。行く前はスケールが大きすぎる話かもなーと思っていたのですが、実際に聞いているとふむふむと刺激になりました。まあ聞いてそれを生かしてどう行動するのかが大事って嶋さんもおっしゃっていましたが。でも、聞いて、なるほどなと心に何かを感じるだけでもいいのかなとも思います。心に感じると、それが書に何かのカタチで現れるかもしれないですし。

 

孫正義さんの魅力は何かという質問があとで出たのですが、楽天的で進歩主義だと言われていました。常に未来を見つめて、希望を語るところに、周りがひかれてついていくという感じなのでしょうか。私が自分が人を引っ張っていくタイプでもないですし、人にひかれてついていくタイプでもない(でも、結構人の影響は受けやすい笑)ので、率直に孫さんってすごいんだろうなーと思います。

 

IoTやAI革命が起こっている現代に、さらに未来を見て今何をするのかを考えて実行する、言葉でいうと簡単ですが、未来の予測すらなかなかできないですよね。ありきたりですが、書の世界もその時代にあって変わっていくのでしょう。そして、私も、それは考えてどんどん取り入れていきたい。それでもやっぱり変わらないものってあって、それも大切にしていきたいとも思います。それが文化なのだから。

 

思考が飛躍したのですが、書道教室、と、自分の空間を表現していますが、本当に教室というのが正しいのか?と思いました。どちらかというと、書を楽しむ場、なのかもしれない。書道に親しんで、楽しく、敷居が低く、また行こうと思ってもらうかということを考えて、場を提供しています。毎回同じ言葉を書いてもつまらないだろうと思って、来てもらったその日、その日、違う言葉を書いてもらっています。もちろん、一人一人違う言葉です。大人の女性では、自分で書きたい言葉を探して、お手本(設計図みたいなものですね)をその場で書いて渡して、お稽古したりということも。人それぞれ、他人との競争もしません。本来書に競争なんて、必要ないから。(他人と争って勝ったら快感なんだけど笑)段級システムは良くできていて、やっぱり上がると嬉しいし、またやろうと思えますからね。でも、芸術は人に採点されるものではないとも思うのです。競争で心は磨かれないし。だから、私の教室では、段や級をとるようなことはしていません。(どうしても取りたいと言えば、応相談です笑)

 

多分不器用な運営だと思うのです。テキストコピーして、添削して、提出して、はい、2段とかいってる方が効率はいい。一気に20人、30人相手にできます。でも、でも、それれって高度経済成長期のスタイルじゃない?IoT革命の今、一人一人の価値観や志向が細分化されているのに、それで楽しいか?。それで心は動くのか?って。お金をいただいてやっているから、小さい小さいビジネスのひとつです。いや、サービスのひとつか。高度経済成長期のサービスでは、もうみんな満足しないと思うのです。だから、今後もこんなスタイルで、書道教室、いや、書を楽しむ場を運営していきます。小さくても、前を向いて、未来を見つめて。

 

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