書道のくすのき 素の日記

川西市で書道教室やっています(お待ちしています)

自分を乗り越えろ

「アテンション・プリーズ 散歩のみちに遭う 一つの雲の こんな優しさ」

 

すでに故人ですが、杉﨑恒夫さんの短歌が私は大好きです。「パン屋のパンセ」という歌集をちょくちょく読み返しています。そもそも杉崎さんの短歌を知ったのは、私が書作品で、星や宇宙をテーマにした書をかこうと題材を調べていた時でした。死というものにも素直に向き合いながら、穏やかで優しく、分かりやすい短歌だなぁと、好きになったのです。びっくりすることに、かなり高齢の時に(80代?)作られていたとか。このみずみずしさはなんでしょう。やはり人間の品、なのでしょうか。

 

この短歌を半切に書いて、とある競書大会に出すことにしました。墨を磨り(玄勝堂さんの玄龍)何枚か書いて、先生からのアドバイスも頂き、修正をして我ながら納得の1枚が出来ました。

 

が、先生は、その前に書いていたものの方が、迫力があって目に入ってくるから、その方がいいと言われました。うーーん、自分としては、最後の1枚の方が自然にかけたつもりだったんですが…。「こちらを出品したい」と言おうかと思ったのですが、思い止まってしまいました。先生としては、より、審査の目に止まる方を選ばれたのだと思うんですが。

 

帰り道は自己嫌悪&反省(おおげさだけど)

 

「うおーーー、おれはこっちのほうがいいと思うんだ!!!」って帰り道もまた思えてくるから、どうしようもないですよね笑 人に迷惑をかけないのであれば、正直にまっすぐに考えを伝えたいと思っていたのになあ・・・。それを出来るようにならなきゃ。人間が磨かれないし、となると、いい書が作れない。『あーあ、また人前でいいこちゃんしてしまったわ・・・』って思うと、あーあかんな、こんなんじゃって思うのです。

 

先生への尊敬と、自分の思いを伝えることは、決して相反するものではないはず。次は思ったことを口に出せるよう、いいこちゃんにならないように気を付けようと思ったのです。

 

さあ、自分を開放して、自分を乗り越えよう!笑

 

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