書道のくすのき 素の日記

川西市で書道教室やっています(お待ちしています)

食と木と書

挨拶状の筆耕のお仕事をさせてもらいました。東京のレストランで、1周年記念。正直、小筆の筆耕は得意分野ではないんですが、『書は人間。技巧よりもにじみ出る品格だ!』と、自然体で臨みました。字形よりも、空間を決めるのが大切。物差しで大体のサイズは測り計画して書くのですが、ここがセンスの見せ所かなと。このレストランのオーナーは私の同級生。大阪で長年やっていて、昨年東京へ進出。すごいなぁ、頑張っていんやなぁ。1周年を迎えるのってどんな気持ちなんだろう。

 

同じ飲食繋がりの話。少年野球のコーチをしてくれて、子供たちからお兄ちゃん的存在で人気者だった彼と、久しぶりに通勤電車で再会しました。当時料理人になりたいと話していたのですが、4月からそちらの道に進み、就職が決まったと話していました。こういうのって、うれしい。しんどい道なのでしょうが、自分の道を決めてしっかり歩き出したって、すごいよなぁ。

 

食って芸術ですよね。五感で人に訴えかける総合芸術なんでしょうね。魯山人(また魯山人の話ですみません)も美食倶楽部を通じて、美しい美味しい食を提供していた時代がありました。だから、書とも親和性があるんですよね。

 

先日高知に行った時に、木材業界の仲間が「木材って、添え物でいいんだ」って、話していました。生活の一部にさりげなく木がある。主役じゃなくて、目の端に入ってきては、さりげなく人を落ち着かせる。多分そういう意味で、話していたのかと。書も同じで、さりげなく、日常に入り込んでいけば、生活が豊かになるのかも。人の生活の基本である衣食住、の、食の中に、さりげなく木や書が入る、総合的な芸術のような日常。そんな世界がカッコいいなと思います。