くすのき書道教室ー兵庫県川西市ー

墨の香りx木の香り/ひとりひとりを丁寧に、少人数の書道教室

たのもしい人間へ

冷え込みがきつくなってきましたね。

 

お稽古の朝、薪ストーブにオーナーさんが火をいれてくださいました。


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2階のギャラリーでは足元からやわらかいあたたかさが伝わってきました。木の空間ならではの冬の温かさです。

 

書道で使った反故紙を火の中にいれると、火が大きくなり、薪にもしっかりと火が伝わりました。書き損じた紙が教室の暖房に貢献したと思うとおもしろかったです。

 

教室では小学生のお子さんや大人の方がゆっくりと書を楽しんでいらっしゃいます。休憩もなしに真剣にされているので、しんどくないのかなとこちらのほうが気になります。「ご自分のペースでやってください」とお伝えしますが、書と向き合うと集中するんですね。

 

小学生の生徒さんにはひらがなや漢字を練習した後、大きな紙に思いっきり筆で好きなものを書いてもらっています。筆を使うこと、墨を使うこと以外は自由に書いてもらっています。お稽古によって紙を変えたり、筆の種類を変えたり、朱墨をつかったり、淡墨(濃く磨った墨に水を入れて色を薄めた墨)をつかったり、日によっていろんな体験をと考えています。


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なにげなく引いた一本の線がかすれたり、筆の毛先がねじれたりして、とても面白い表情になっています。これもアートです。

 

さて話は変わります。

 

子どもの成長とはなんぞやということについて考えていました。

 

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子どもがたのもしい人間へと成長するということ。

それが究極の目標だと思うのです。

 

 

賞をとればいい

勝てばいい

上手になればいい

 

それは大人の欲、子どもを通じて大人が自己実現をしているだけ。勝つこと、上手になること、賞をとることだけでは、たのもしい人間への成長ははかれないのかなあと思います。

 

それよりももっともっと大事なことは

 

☆その瞬間を一生懸命にやりぬくこと

(→自分は上手いとえらそうにふるまって手を抜くことが一番下手くそ!)

 

そしてそのうえで

 

☆思いやりがあること

☆いたわりの気持ちがあること

☆何がまっとうで、何が正しくて、何が大切なのか考えられること

 

それを意識して信念をもって生きる大切さを、ずるいことはなるべくしないでひたむきに生きることを、私はこれから関わっていく子どもたちに伝えていきたいな・・・

 

と、カラムーチョ(お徳用サイズ)の1枚1枚を大切にいたわりつつ、一生懸命口に放り込んでいったのでした。