くすのき書道教室ー兵庫県川西市ー

墨の香りx木の香り/ひとりひとりを丁寧に、少人数の書道教室

留学生の書道体験にボランティアスタッフで参加してきた話


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いつかフランスで暮らして書の活動をしていきたい。と数年前にふと思い立ちましたのですが、現在は変わらず川西市に暮らしています。ただ私のなかで海外の人に書を伝えてみたいという思いは胸の中にあり続けています。

 

留学生向けの書のプログラム

F先生からのお誘いで、某大学の留学生対象の授業"Nihon no BI"(日本の美)の書道体験にボランティアスタッフとして参加させてもらいました。留学生は約30人。半数が中華系、残りはその他という構成でした。

 

せっかくの国際交流企画なので、私の中である目標を立てました。

「書を通じて留学生たちとコミュニケーションをたくさん取ろう!」

 

講座は約90分、F先生の流ちょうな英語の解説で授業が始まりました。

 
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線をひくデモンストレーション

私は留学生たちの前で一本の線をひいてみせる担当になりました。せっかくなのでこの機会を活かし自己紹介スピーチをこころみました。

 

☆英語が分からないかたのために、ワタシのスピーチのあとに()で和訳しておきますね。

 

私「ハロー、エブリワン!」

(やぁ、みんな!)

 

私「Fセンセイ キャン スピーク イングリッシュ」

(F先生は英語ペラペラで超かっこいいんだけどさ)

 

私「バット アイ アム バイリンガル!」

(オレだってさ、実は二か国語喋れちゃったりするんだよね)

 

※この場合の接続詞はバットではない気がしますが。

 

"Ohhhhh!!!”って声があがりました。なかなかノリのいい留学生たち。声が収まったのを見計らって次の言葉を出しました。

 

私「ジャパニーズ・・・

(日本語)

 

アーンド・・・ 

(そして)

 

オオサカベン‼」

大阪弁!) 

 

どっかーん

 

笑いが起こりました!え、マジで?こんなおやじギャグだよ、絶対日本人にはウケないよ。いや、留学生サイコー!アイムベリーハッピー。全員とハグしたい気持ちでいっぱいになりました。

 

もう気持ちよくなって、線をひいてみせるなんかどうでもよくなり、いや、しっかり体を使ったオーバーアクションで役目を努めました。

 

留学生たちへ厳しい書道の指導を

留学生たちは筆を使っていろんな線をひいたあと、テキストにある漢字や、思い思いの漢字を色紙に書いて仕上げるという体験に進んでいきました。私は留学生の席を巡回して厳しく指導をしていきました。

 
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私「オッケー、オッケー!」

私「ベリーナイス!ベリーナイス!」

私「うーーん、ナイスですね~!」

 

まさに書は国境を超えるとはこのこと。書の瞬間を留学生たちに楽しんでもらおうとオーバーリアクションで出来る限りわかりやすく伝えました。でも使った英単語はナイスだけなんですけど。

 

なかには質問してくれるかわいい女子留学生もいました。

 

留学生「スミマセン、ばらって漢字書きたいんですけどお~」

私「え・・・・(まじかよ!薔薇なんてオレも書けないよ!スマホで調べないとな)ソーリー、アイム バラってカンジ カケナイ!チョットマッテクダサイ・・・」

留学生「いえ、私、鉛筆なら書けるんですけど」

私「(え、書けるんかい!)オー、ユー、すごいじゃん!」

 
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 書いてみるとちゃんと収まって上手に出来上がりました。オーベリーナイス!ベリーナイス!でも薔薇を漢字で書けない書道の先生ではいかんなと猛烈に反省しました。

 

書の夢はフランスからポーランド

 「羽」という字を色紙に書き終わった女子がいました。めっちゃ美人だがや!私思わず名古屋弁も追加してトラリンガルになってしまいました。目標にしていたコミュニケーションを、いままさにここで取らないといけないだろうと思い話しかけました。

 

私「ホエア アー ユー フロム?」(どこの出身なんですか?)

女子「ポーランドです。」

私「オー、アイ ウェント ポーランド 15年 ビフォア!」

(え、ほんとですか、私は15年前にポーランドに行ったことあるんですよ。)

 

そのあと私がなぜポーランドに行ったことがあるのか、そしてワルシャワが美しい街だったと必死で説明をしました。ちゃんと通じたのか、通じなかったのかは分からなかったのですが、笑顔で「アーハン、アーハン」とうなずきながら私の話を聞いてくれました。

 

東欧の女性は美しい、東欧サイコー、ポーランドサイコー。

 

将来はフランスじゃなくてポーランドで書の活動をすることにします。

 
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いさり火の昔のひかりほのみえて 芦屋の里に飛ぶ蛍かな

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