くすのき書道教室ー兵庫県川西市ー

墨の香りx木の香り/ひとりひとりを丁寧に、少人数の書道教室

筆をおろして書いてみよう

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道教室は月3回なので、先週土曜日はお休みの日でした。次回は6月24日(土)です。体験ご希望のかたは前日までにメールフォーム等でお申し込みくださいね。7、8月の稽古日程は近日中にアップします。

 

プレゼントはいつだって嬉しいです 

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先日筆をいただきました。私の嗜好にぴったりのものをプレゼントされるその心配りのすごさに正直感嘆しました。相手のことを考える姿勢を私も見習いたいと思いました。ありがとうございました。次は墨をちょうだ・・・

 

ちなみにいただいたのは京都の香雪軒さんの筆で、武者小路実篤富岡鉄斎谷崎潤一郎などの文化人が通ったお店のようです。一度行ってみたいと思います。ちなみに写真ではみづらいですが、小筆はカラフル。宮中のお歌会のお題を毎年イメージされて色を付けられているそうで、とても珍しくて美しい筆をつくられています。

 

www.kousetsuken.com

 

せっかく筆をいただいたので、今日は「筆おろし」の話をします。「えー私の筆おろしは◎☆才の時で・・・」ていうのとは違います。新しい筆を使いはじめることを「筆をおろす」と言います。よい子のみなさん、勘違いはいけないよ♪

 

ちなみにいただいた筆はほぐすときに写真を撮っていなかったので、別の教室用の筆をさばいてみました。では。

 

筆おろしの準備をします 

  1. キャップを外すf:id:y-kusunk:20170422000714j:image

    買ったばかりの筆は帽子をかぶっています。まずキャップを外します。このキャップはいらないのですぐに捨ててしまいましょう。キャップをすることで水分を含んだ筆の毛が腐ってしまいます。だから使用後にキャップははめないように注意してください。  

  2. 指でやさしくほぐすf:id:y-kusunk:20170422000736j:image

    筆の毛はのりでかためてあります。触ったらカチカチ。硬くなった筆を指でやさしくほぐしていきます。思いやりをもって、やさしく触りましょう。f:id:y-kusunk:20170422000750j:imageだんだんとほぐれてきました。力をかけすぎないように・・・根元までしっかりと指でほぐしていきます。f:id:y-kusunk:20170422000823j:imageさあ、出来ました!

  3. 水洗いをして糊を落とすf:id:y-kusunk:20170422000835j:image

  4. 水分を取るf:id:y-kusunk:20170422000848j:image水分をしっかりととります。私は反故紙(使い終わった書道用紙)に筆をおいて水分を吸わせるようにしています。そうすればあとで乾きがよくなります。
  5. つるして乾かす

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    筆架があればこのようにつるしておきます。穂先を下にして水が根元に溜まらないようにするのが大切です。鉛筆入れのようなものに穂先を上にして乾かすのは避けたほうがいいでしょう。筆架があるご家庭は少ないと思いますので、流しにS字フックをかけて、そこに筆をつるすのもいいと思います。しっかりと毛が乾いたらこれで準備は完了です。

 

筆おろしの瞬間はワクワクします

新しい筆に墨を含ませて白い紙に最初の黒を落とす。この瞬間心がすごく動きます。ワクワクする瞬間です。墨を紙に落とす瞬間は無から有を生み出す瞬間でもあります。真っ白な紙に自分の軌跡を残す作業。その時の感情を瞬時に紙の中に閉じ込めることが出来ます。

 

筆はすべて同じではありません。硬さ、長さなどそれぞれ個性があります。筆の個性を味方にして、うまい字からいい字を書けるようになったら楽しいです。

 

さあ筆をおろしてみよう!

 

香雪軒さんの筆をおろして初めて書いてみた