くすのき書道教室ー兵庫県川西市ー

墨の香りx木の香り/ひとりひとりを丁寧に、少人数の書道教室

書道の個人レッスンに行ってきました

こんにちは!いよいよ温かくなってきました。我が家のやどかり(かりお氏

)も土の中から出てきて元気に動き出しています。

先日書道の個人レッスンに行ってきました~。

 

 

 

仁徳天皇陵を横目に走る

 

突然ですが私は古墳ファンです。小学生の頃近所の裏山に古墳がごろごろ野ざらしで放置されていました。そこを探検するのにワクワクしていたのが古墳ファンになるきっかけだったと思います。今でも古墳があるとふらっと立ち寄る習性があります。

 

古墳の王様といえば堺にあります大仙古墳。仁徳天皇陵ですね。大人になってかの有名な仁徳陵をみにいったのですが・・・でかすぎてそこに山があるだけ。何も見えないのでとても残念だった記憶があります。教科書などで見る写真は空から撮っているんですよね。そりゃ目の前でみてもあの形には見えません。こじんまりとしてのぼったりさわったりできる古墳の方がいいなあと思っています。

 

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そんな大仙古墳の横を車で走り初めて書道の個人レッスンに行ってまいりました。小学校3年生S君。字を書くことに目覚めて家で新聞紙に絵具で描いている男の子。書道道具一式かついでお宅訪問しました。

 

墨を磨るってたのしい

 

継続のお稽古ではないので1時間で何か作品を作ろうということで始めました。まずは墨を磨ります。1分間で磨れるという鈴鹿墨を使用します。「色が変わる~」と言いながら面白そうに磨っていました。ちなみに黒くなるのは墨が硯でけずられるからで、硯からは何もでません。大根おろしを作るとき、大根をおろし金でおろしますよね。墨=大根、硯=おろし金だと思ってくださいね。

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次に筆の持ち方の練習。筆の持ち方をマスターする秘密道具で練習したあと、筆を持ってみました。柔らかくきれいな持ち方が出来ています。

 

一番難しい「一」に挑戦~

 

小学校では3年生から書道の授業が始まり、すでに1度授業があったようです。「一っていうのは最後に3秒くらい抑えてかくねんで~知ってるで~。」とニコニコ話をしてくれるS君。それならばと一緒に手を持って一を書いてみました。最初は筆を立てることが難しかったようですが、すぐに筆を立てて線を引くことができました。呑み込みが早いですね~。

 

書家にとって一番難しい字は一という字だ。と聞いたことがあります。単純な線だからこそ実力や個性が見えてしまうんですね!

 

小筆で絵を描くのも書道の稽古です

 

次は小筆で絵を描いてみました。おうちにあってパパが選んだ小さい獅子舞を小筆で描いてみます。普段から絵を描いているというS君、難しい獅子舞なのに自分なりによく見て描いていきます。モノを見て写すというのは書道でも同じで手本をしっかり見れる力につながるんですね~。上手に書けた獅子舞なので朱墨を磨ってサインを入れて完成!

 

今の季節だから桜に挑戦!

 

ご自宅に図鑑がたくさん並んでいました。花、木、魚・・・その中から何か好きな言葉を書こうと選んだのが、「ピンクの花!!」そうです。桜です。

 

kusushodo.hatenablog.com

 

「ひらがなで書く?」と聞くと「漢字で!」とS君がいうので、お手本を1枚書きました。(意外と半紙に1文字桜というのが難しかった・・・)それを見ながら堂々と「桜」を書きました。うん、なかなか力強くてかっこいいぞ!もう1枚はうまく収めることを思ったのか、やさしげな「桜」が出来上がりました。

 

S君はそのあと自分で漢字を半紙にいろいろと書き始めました。漢字が好きなんですね。そして漢字が書ける!というのが自信につながるのかな?冬、夏(夏って筆で書くと難しいのにさらっと書きあげていました)など書いたあと・・・

 

S君の感性豊かな、何気ない一言

 

 

「星ってきれい」とポツリ。

その詩人のような言葉に私は激しく揺さぶられました。

「星を書こう!」

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一画一画丁寧に(この丁寧に書くというのが一番難しいのにS君はそれが出来るのがすごい)筆を進めていきました。特に最後の一画は本当に見事でした。トンと筆を突いて、ぐーっと墨が紙に食い込んでいくように、それでも硬くならず自然に腕を動かして止めて、筆をすっと持ち上げました。

 

「この星はいいよ!特に最後の一画は本当にうまい!」

と私もちょっと興奮。S君がイメージしていたきれいな星、そのイメージが書になったかな?最後に小筆で名前を書いて、朱墨のサインを印のかわりにいれて完成!

 

最後のサプライズ?

 

こんな感じで1時間くらいの個人稽古が終わりました。感受性の豊かな心のやさしいS君、私が帰るときに少し涙が・・・。かわいいですね♪

また機会があったら筆あそびしましょうね~!!

 

追記

 

後日S君からお手紙をいただきました。一生懸命書いてくれたのがみえました。「ありがとうございます」が何度も詰まっていました。うれしかったなあ~。それにしても、か、かわいすぎる・・・。