くすのき書道教室ー兵庫県川西市ー

墨の香りx木の香り/ひとりひとりを丁寧に、少人数の書道教室

自分の書きたいことばを書いてみよう

こんにちは。

桜も見頃ですね。雨が降らずにもう少し楽しめたらいいなと思います。観光地に桜を見物に行くよりも、地元に咲いている桜を歩いてみて回りたい気分です。

 

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きれいな字を書くだけが書道ではない

書道というと正座してお手本を横にしてきれいな字を書く。というイメージでしょうか。もちろんそれは一つの形としては正しいし、私もそういう「静の時間」が好きです。以前の記事でもそういう「静の時間」をおすすめしました。

 

kusushodo.hatenablog.com

 

でもそれだけではなく、自分の気持ちや感動を言葉にして書いてみる、というのも書道のたのしみです。

 

例えば桜をみてきれいだと思ったその気持ちを書にすることも出来ます。「桜」と紙に筆で墨をつけてかく、それだけで「書」が出来上がります。

 

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どんな桜をかくのか?

「桜」というたった一つの言葉を書にするのにもいろんなアプローチがあります。

 

・漢字でかくのか、ひらがなでかくのか、カタカナで書くのか

・どんな紙をつかうのか?普通の半紙、和紙、洋紙・・・にじむ、にじまない

・ 大きさは?はがきサイズ、半紙さいず、もっと大きなサイズ・・・

・筆は何をつかうのか?ちいさい筆、おおきな筆・・・

・墨はどんな色にするのか?茶系、紫系、水でうすめて淡い色に・・・

・書体は?かっちり書くのか、くずして書くのか、楷書、草書・・・


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何を選ぶのかは書く人の自由。自分の気持ちや感動をより素直に表現できる方法を自分で選び書いていくのが楽しみのひとつです。

 

西行の桜と自分だけの桜

例えば10人で好きに「桜」という言葉を書にしたら、同じものは一つも出来上がらないでしょう。一人一人の個性がばっちり出ると思います。でっかい桜、ひょろひょろの桜、激しい桜・・・桜という字の構成される線によって書く人の感情があらわれ、見る人もその感情を推し量り、そこに書を介した交流が始まります。「桜」というありふれたことばをかくことによってでも、その瞬間を書に閉じ込めることが出来るのです。

 
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平安時代歌人西行は桜を愛し、桜にまつわる和歌を多数残しています。西行が「桜」の和歌をたくさん書き残したように、わたしたちが「桜」の書をたくさん書き残すということをしてもおもしろいでしょうね。

 

 

自分のことばを書くたのしみ

桜を例に話をしました。桜に限らずどんな言葉でも自分の感情をこめた表現ができるのが書道のたのしみのひとつです。お手本を横にして字がきれいにかけるように練習するのもいいですが、たまにはちょっと冒険をして自分の書きたいことばを書にしてみるというのも楽しいと思います。

 
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