くすのき書道教室ー兵庫県川西市ー

墨の香りx木の香り/ひとりひとりを丁寧に、少人数の書道教室

書は心にふたをしているうずうずを表現するアートであるのか

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先日高校時代の部活の集まりがありました。

 

いろんな人生経験をしたうえで、今はアートな生き方をされている顧問の先生が私にこう言いました。

 

「今まで自分でふたをしてきたのを、ようやく少しずらし始めて、中にあったうずうずが出てきた・・・それが書だったんだよな~。そんなふうにブログのタイトルだけみてるんだけど。」

 

「いや、タイトルだけじゃなくて中身も読んでよ!タイトルまで来てるなら。」っと突っ込んでしまいましたが、

 

『先生、いいこと言う!なるほど!私の場合書がそのうずうずだったわけだ・・・』と大変共感しました。まあ後輩の女性と早く話をしたくてたまらなかったので、ほどほどにそんな酔っぱらいの話を切り上げて席を移動したのですが。

 

何か突き動かされるもの(うずうず)を筆と墨で紙に表現をする書は、アートと呼ぶのにふさわしいし、筆を持っていない時間でもそのうずうずが刺激を受けて生きているので日常そのものがアートになるんだろうなと。


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そんなことをつらつら思いつつ、昨日夕食の時にこんな話を子供たちに伝えました。

 

私「君たちが『お父さんなにをしている人?』と友達に聞かれたときにどうこたえているか知らないが、これからそういう質問を受けた時は、

 

父はアーティストです。

 

そう答えるように。」

 

妙な沈黙が7秒くらいあってからこんな答えが返ってきました。

 

子1「・・・アーティストっていうけど・・・ただの会社員だよね?」

 

私「まあそうだけど。でも、ただの、は余分だと思うが。」

 

子1「じゃあそれってただの自称アーティストやん

 

私「いや、だから、ただの、は余分だ。しかも自称アーティストって、逮捕されたときにニュースで言われる『住所不定、自称アーティスト 〇〇 42歳』みたいで、ちょっと嫌だな。」

 

子2「父ちゃん、先生に感化されているだけやん。ところで父ちゃんの書道教室は収入と支出どっちが多いの?」

 

私「それはまあ、なんだ、支出だけど・・・。ごにょごにょ。」

 

子2「アーティストとか言っている場合なの??」

 

私「う、うん・・・まあ、これから・・・」

 

まだ子供たちは幼い。人生がアートであり、心の中にふたをして生きていくという矛盾は理解できないだろう。いや、今、学校や友達とのかかわりの中で生きていくために、常識という『ふた』をしようとしている時期なのかも。

 

その『ふた』は社会に適合するには必要かもしれない、でも、なるべく早く『ふた』の下にはうずうずした自分なりのアートな源が存在すると気づけるといいんだよ。


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 そんなことを思いながら、賞味期限が近付いているイチゴチョコクロワッサンを2個たべて、床にごろんと転がりました。

 

『ああ、この自堕落で腹に栄養分を無駄に与えるこの瞬間も、私の書というアートにつながっていくんだろうな・・・』

 

と思った瞬間に、はっと思いつきました。

 

アーティストなんだから(自称でも)、アーティストらしい活動したいな!うずうずを表現する書のワークショップとか、書道ライブとか。夏だしやるか!

 

あ、でも人前に出るならもう少し体を絞ってしゅっとしてからのほうがアーティストっぽいかな・・・。

 

自堕落自主練

 

 

 

平成29年7月、8月、9月の教室日程

こんにちは。

7月、8月、9月の教室日程は以下のとおりです。

お休みの日をお間違えの無いようにお願いいたします。

 

【7月】8日、15日、29日 (第2、3、5土曜日)

【8月】5日、12日、26日 (第1、2、4土曜日)

【9月】2日、9日、16日 (第1、2、3土曜日)

時間 9時30分~12時30分 ※11時30分までに入室ください

 

ワンコイン体験も可能です。

こちらのメールフォーム

または

y.kusunk@gmail.com

よりお申し込みください。

 

じめじめとした日が続きます。どうか体調にはお気をつけて。

はじまりの杜でお待ちしております。

留学生の書道体験にボランティアスタッフで参加してきた話


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いつかフランスで暮らして書の活動をしていきたい。と数年前にふと思い立ちましたのですが、現在は変わらず川西市に暮らしています。ただ私のなかで海外の人に書を伝えてみたいという思いは胸の中にあり続けています。

 

留学生向けの書のプログラム

F先生からのお誘いで、某大学の留学生対象の授業"Nihon no BI"(日本の美)の書道体験にボランティアスタッフとして参加させてもらいました。留学生は約30人。半数が中華系、残りはその他という構成でした。

 

せっかくの国際交流企画なので、私の中である目標を立てました。

「書を通じて留学生たちとコミュニケーションをたくさん取ろう!」

 

講座は約90分、F先生の流ちょうな英語の解説で授業が始まりました。

 
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線をひくデモンストレーション

私は留学生たちの前で一本の線をひいてみせる担当になりました。せっかくなのでこの機会を活かし自己紹介スピーチをこころみました。

 

☆英語が分からないかたのために、ワタシのスピーチのあとに()で和訳しておきますね。

 

私「ハロー、エブリワン!」

(やぁ、みんな!)

 

私「Fセンセイ キャン スピーク イングリッシュ」

(F先生は英語ペラペラで超かっこいいんだけどさ)

 

私「バット アイ アム バイリンガル!」

(オレだってさ、実は二か国語喋れちゃったりするんだよね)

 

※この場合の接続詞はバットではない気がしますが。

 

"Ohhhhh!!!”って声があがりました。なかなかノリのいい留学生たち。声が収まったのを見計らって次の言葉を出しました。

 

私「ジャパニーズ・・・

(日本語)

 

アーンド・・・ 

(そして)

 

オオサカベン‼」

大阪弁!) 

 

どっかーん

 

笑いが起こりました!え、マジで?こんなおやじギャグだよ、絶対日本人にはウケないよ。いや、留学生サイコー!アイムベリーハッピー。全員とハグしたい気持ちでいっぱいになりました。

 

もう気持ちよくなって、線をひいてみせるなんかどうでもよくなり、いや、しっかり体を使ったオーバーアクションで役目を努めました。

 

留学生たちへ厳しい書道の指導を

留学生たちは筆を使っていろんな線をひいたあと、テキストにある漢字や、思い思いの漢字を色紙に書いて仕上げるという体験に進んでいきました。私は留学生の席を巡回して厳しく指導をしていきました。

 
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私「オッケー、オッケー!」

私「ベリーナイス!ベリーナイス!」

私「うーーん、ナイスですね~!」

 

まさに書は国境を超えるとはこのこと。書の瞬間を留学生たちに楽しんでもらおうとオーバーリアクションで出来る限りわかりやすく伝えました。でも使った英単語はナイスだけなんですけど。

 

なかには質問してくれるかわいい女子留学生もいました。

 

留学生「スミマセン、ばらって漢字書きたいんですけどお~」

私「え・・・・(まじかよ!薔薇なんてオレも書けないよ!スマホで調べないとな)ソーリー、アイム バラってカンジ カケナイ!チョットマッテクダサイ・・・」

留学生「いえ、私、鉛筆なら書けるんですけど」

私「(え、書けるんかい!)オー、ユー、すごいじゃん!」

 
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 書いてみるとちゃんと収まって上手に出来上がりました。オーベリーナイス!ベリーナイス!でも薔薇を漢字で書けない書道の先生ではいかんなと猛烈に反省しました。

 

書の夢はフランスからポーランド

 「羽」という字を色紙に書き終わった女子がいました。めっちゃ美人だがや!私思わず名古屋弁も追加してトラリンガルになってしまいました。目標にしていたコミュニケーションを、いままさにここで取らないといけないだろうと思い話しかけました。

 

私「ホエア アー ユー フロム?」(どこの出身なんですか?)

女子「ポーランドです。」

私「オー、アイ ウェント ポーランド 15年 ビフォア!」

(え、ほんとですか、私は15年前にポーランドに行ったことあるんですよ。)

 

そのあと私がなぜポーランドに行ったことがあるのか、そしてワルシャワが美しい街だったと必死で説明をしました。ちゃんと通じたのか、通じなかったのかは分からなかったのですが、笑顔で「アーハン、アーハン」とうなずきながら私の話を聞いてくれました。

 

東欧の女性は美しい、東欧サイコー、ポーランドサイコー。

 

将来はフランスじゃなくてポーランドで書の活動をすることにします。

 
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いさり火の昔のひかりほのみえて 芦屋の里に飛ぶ蛍かな

新古今集

でっぱってきた腹をへこませようとジョギングを再開するために秘密兵器を購入してみた

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はじまりの杜のご近所の皆さま、フライヤーを見ていただきブログにお越し頂いたことと思います。どうぞお気軽に体験お越しください。大人の方もお子様もお稽古していただけます。次回の稽古は7月8日(土)9時半~12時半です。

 

こんなこと言われてしまった

先日私が所属している木材業界の大きなイベントがありました。その当日控室でだらーっといすに腰掛けていたら仲間の一人にこう言われました。

 

「くすのきさん、2年前一緒にやってたときはもっとしゅっとしていたけど、よく見ると・・・ぼよっとというか、あれですね。」ごにょごにょ。

 

やっぱりそうかーーー!

 

シャツが広がりすぎて、かわいそうなことになっているもんなあ。

 
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(前方から撮影。ぶれているのはカモフラージュしようとしたわけではありません。)

 

ジョギングを再開する決意を固める

書道にも腹回りの肉は影響します。椅子に座って姿勢を正していざ書こうとしても、なんか姿勢が伸びている気がしないんです、肉のせいで。姿勢のわるい先生なんて子供たちのためにはならないじゃないか。書道の未来のためにもやせなければならない。

 

やせよう。絶対やせよう。ジョギングを再開しよう。

 

もうやめてしまったジョギングを再開するには相当強い意志が必要です。その意志を貫くためには秘密兵器を用意しよう。おなかをへこますのは簡単じゃない。だからこそとっておきの武器を購入しました。

 

しかも限定販売です。ネットでしか買えません。工場から直送で取り寄せました。それくらい気合いれないとジョギングも減量も成功しませんから。

 

ようやくその秘密兵器が1箱届きました。

 

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コイケヤ工場直送便。ポテトチップスうすしお味。この秘密兵器があればジョギングも減量も成功したも同然。うしし。テンションが高まってまいりました。ご褒美があれば頑張れるじゃないですか!

 

この決意を邪魔するやつは何人たりとも許すまじ

が、邪魔するやつがいました。

 

食べ盛りのうちの子達。中学生です。

 

「食べたい」だの「独り占めするのか」、「そんなの食べたらデブになるだけだ」などさんざん言いたい放題私に言ってきまして、私もむきになって「いい油をつかっているから太ることはない」「工場で生産したその日に出荷をしたフレッシュでスペシャルなポテチなんだから君たちにはまだ早い」「君たちの成長に必要なのはタンパク質であって、でんぷんではない」などと説明をしてきました。それでも自分たちにも食べさせろと交渉を挑んできました。

 

ちょっとしつこかったのでついに私も堪忍袋の緒が切れました。これまで家族には言ってはいけないと固く守ってきたフレーズを怒りを鎮めながら静かに伝えました。

 

「父さんの稼いだお金で買ったものだ。以上。」

 

これを機に思春期入ってる娘がますます話をしてくれなくなりました。それでも気を取り直して、さ、走ろう。

 

あ、明日は雨か。無理やな。

筆をおろして書いてみよう

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道教室は月3回なので、先週土曜日はお休みの日でした。次回は6月24日(土)です。体験ご希望のかたは前日までにメールフォーム等でお申し込みくださいね。7、8月の稽古日程は近日中にアップします。

 

プレゼントはいつだって嬉しいです 

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先日筆をいただきました。私の嗜好にぴったりのものをプレゼントされるその心配りのすごさに正直感嘆しました。相手のことを考える姿勢を私も見習いたいと思いました。ありがとうございました。次は墨をちょうだ・・・

 

ちなみにいただいたのは京都の香雪軒さんの筆で、武者小路実篤富岡鉄斎谷崎潤一郎などの文化人が通ったお店のようです。一度行ってみたいと思います。ちなみに写真ではみづらいですが、小筆はカラフル。宮中のお歌会のお題を毎年イメージされて色を付けられているそうで、とても珍しくて美しい筆をつくられています。

 

www.kousetsuken.com

 

せっかく筆をいただいたので、今日は「筆おろし」の話をします。「えー私の筆おろしは◎☆才の時で・・・」ていうのとは違います。新しい筆を使いはじめることを「筆をおろす」と言います。よい子のみなさん、勘違いはいけないよ♪

 

ちなみにいただいた筆はほぐすときに写真を撮っていなかったので、別の教室用の筆をさばいてみました。では。

 

筆おろしの準備をします 

  1. キャップを外すf:id:y-kusunk:20170422000714j:image

    買ったばかりの筆は帽子をかぶっています。まずキャップを外します。このキャップはいらないのですぐに捨ててしまいましょう。キャップをすることで水分を含んだ筆の毛が腐ってしまいます。だから使用後にキャップははめないように注意してください。  

  2. 指でやさしくほぐすf:id:y-kusunk:20170422000736j:image

    筆の毛はのりでかためてあります。触ったらカチカチ。硬くなった筆を指でやさしくほぐしていきます。思いやりをもって、やさしく触りましょう。f:id:y-kusunk:20170422000750j:imageだんだんとほぐれてきました。力をかけすぎないように・・・根元までしっかりと指でほぐしていきます。f:id:y-kusunk:20170422000823j:imageさあ、出来ました!

  3. 水洗いをして糊を落とすf:id:y-kusunk:20170422000835j:image

  4. 水分を取るf:id:y-kusunk:20170422000848j:image水分をしっかりととります。私は反故紙(使い終わった書道用紙)に筆をおいて水分を吸わせるようにしています。そうすればあとで乾きがよくなります。
  5. つるして乾かす

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    筆架があればこのようにつるしておきます。穂先を下にして水が根元に溜まらないようにするのが大切です。鉛筆入れのようなものに穂先を上にして乾かすのは避けたほうがいいでしょう。筆架があるご家庭は少ないと思いますので、流しにS字フックをかけて、そこに筆をつるすのもいいと思います。しっかりと毛が乾いたらこれで準備は完了です。

 

筆おろしの瞬間はワクワクします

新しい筆に墨を含ませて白い紙に最初の黒を落とす。この瞬間心がすごく動きます。ワクワクする瞬間です。墨を紙に落とす瞬間は無から有を生み出す瞬間でもあります。真っ白な紙に自分の軌跡を残す作業。その時の感情を瞬時に紙の中に閉じ込めることが出来ます。

 

筆はすべて同じではありません。硬さ、長さなどそれぞれ個性があります。筆の個性を味方にして、うまい字からいい字を書けるようになったら楽しいです。

 

さあ筆をおろしてみよう!

 

香雪軒さんの筆をおろして初めて書いてみた

 

シークレットシューズと自然体

6月10日(土)書道教室でした。会場のはじまりの杜ではあじさいが咲いていました。あじさいって、紫陽花と漢字で書くと妖気が出ますね。ぞわっとくる感じ。色の変化がそうおもわせるのかもしれません。

 

次回は6月24日(土)です。来週はお休みです、お間違えの無いようお願いします。

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譲れない一線

最近よくブログに書いている司馬遼太郎氏の「風塵抄」。その中に腕のいい職人さんが背が低いことで結婚できないのは嫌だと、結婚に少しでも有利な職業についてしまって、その技を発揮する機会がなくなってしまって残念だ・・・という話がありました。

 

これを読んだ時、ああ、分かるなと思いました。街をあるいていてかなり背の高い男性や女性をみるたびに、『私に分けてくれてもこの人は困らないから、ちょっとちょうだいよ』って思います。

 

私は自称身長16☆センチで、人に尋ねられても☆部分は敢えてごにょごにょ言うようにしているのですが、「15〇センチやろ?」と聞かれると断固として否定をしています。その微差になにがあるのか多分意味が分からない方も多いと思いますが、そういう気分なのです。

 

風塵抄に書かれていたのは平成はじめの話なので、男性に求める条件としての3K(高学歴、高身長、高収入)が今よりももっと幅を利かせていた時代ですね。

 

かなりどうでもいい話になりそうですが・・・このまま続けます。

 

シークレットシューズを履いてみた

シークレットシューズって履いたことあります?

 

あの背が高くなる靴です。かれこれ5年くらい前のことなんですけど、仲良くしている方から「これほんまにええよ!」といただきました。ま、その方は僕よりかなり背が高いので、シークレットシューズを履く必要があるのか・・・は疑問でしたが。

 

初めて履いてみた時ちょっとした感動がありました。世界がちがう!ぱあっとなんか開けたような気がしました。プラス7センチの感動。その時しみじみ思いました。『ああ、身長が違ったら人生違っていただろうな・・・』と。

 

「これは社会を変える画期的な商品だ!」と熱く語り合った結果、「悩める男性諸君のために、おしゃれなシークレットシューズをつくって販売しようではないか!」とその日二人でがっちりと握手をしたのです。

 

あれから5年・・・でもいまだにシークレットシューズを作る企画は立ち上がっておりません!

 

書は自然体がいい

『人間は自然がよいのだな』と最近よく思います。かっこよくみせるとか、とりつくろうとか、背伸びをしすぎることが年をとるにつれて疲れてきただけなんでしょうけど、好きなこと以外には執着しすぎないのがよいなと思います。

 

自然体で生きている人物に触れることがあります。そしてそのナチュラルさが自分の価値観と同質のものであれば、ああ、こんな人になりたいな、と強烈に思うのです。

 

シークレットシューズを履くことも、コンプレックスの裏返しであって、まわりはそんなに自分が思うほど気にしていないはずなんですね。多少の優越感や気持ちよさはあるんですが、やっぱり不自然・・・。

 

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 結局書でもそのようなのですが、技巧に走ったり必要以上によくみせようとすると、書の品が下るのでしょう。つまるところ、すべては「人間」。「うまい字」と「いい字」は完全に別個のもので、人間の出来ていないが練習しまくって書けた「うまい字」なんて何の意味もないのかと思います。

 

「いい字」を目指して書の練習をしたいものです。自分らしく自然体で生きて、それでも人間性を高めようとする毎日こそが「いい字」につながるんだと意識していきたいですね。

 

今日の短歌

ということで、「いい字」を書くためには不自然なシークレットシューズはいらないなってことに思いいたり、5年間停滞したシークレットシューズの企画販売も断念します。そしてこれからも人に身長を問われたならば、私は16☆センチとごにょごにょ答えることになりそうです。

 

そんなことを思って作った短歌はこちら。 

 

 

10センチあと15センチ高ければ きみのつむじに空手チョップ

 

 

いや、やっぱり身長はほしいわ・・・・。

 

 

雲収山嶽青

雲が散って山が青くぱっとひらけるように、心の迷いも晴れ渡る、という意味の禅語です。

あいさつさえ出来れば生きていける

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墨を磨っていると墨の香りがたち、その合間に木の香りがほのかに漂います。絶妙な香りのコンビネーション。呼吸を整え心を落ち着ける瞬間です。次回は6月10日(土)9時半~12時半まで開講します。体験も随時可能です。お電話、またはメールフォームよりお申込みください。

☆6月の予定・・・6月3日(土)、6月10日(土)、24日(土)

☆7、8月は決まり次第アップします。

☆9月以降は基本的に第1、2、3土曜日の予定です。

 

 木x仏像を見てきました

最終日夕方ぎりぎりにようやく大阪市立美術館に見に行くことができました。木は日本人にとって神聖で祈りの対象でもありました。その木の命をいただき、仏像に命を吹き込む、そんな歴史が並べられていました。素晴らしいのはすべての仏像が360度どの角度からも見れること。ガラスケースに入っていない、生身の仏像も見れるというのは貴重な経験でした。


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ある仏像の顔をみたとき、『あ、これ◎◎君に似ているな』とひらめきました。一度そう思うと、『これは誰に似ているだろう?』なんて思いながら見て回り、『〇〇にめっちゃ似てる~~~』というのを発見して一人喜んでおりました。

 

時代が経るにつれて彫りの技術も格段に上がってきていました。でも私は素朴な仏像の方が好みでした。7世紀飛鳥時代の仏像はクスノキの一木造で柔和な豊かな表情が素敵でした。


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円空という江戸時代の仏師の作品も展示されていました。円空の特徴は技巧的すぎない素朴な彫り方。明らかに異質なその存在感はとても魅力的でした。

 

 円空は生涯に12万体の仏像を彫ったと言われています。そして全国を歩きながら悩める民衆に仏像を彫り与えたそうですが、心の素直な人でなければ頼まれても作らなかったそうです。(円空微笑み物語より)

 

そういう円空の人柄にもとても惹かれました。右は円空の刻んだ仏像の絵ハガキ。いつかどなたかに送ることになるかな?

 

あいさつできればそれだけで

昨年まで少年野球にかかわってきていたのですが、「あいさつの徹底」をとにかく取り組んでいました。一緒にやっていたコーチも「あいさつのできないチームが強くなるわけがない」と口を酸っぱくなるくらい子供たちに話していました。気持ちのいい挨拶や返事の出来るチームは必ず愛され応援してもらえます。そんなチームでありたいと思っていました。

 

少し前ですが昨年の少年野球チームスタッフ4名で飲み会がありました。そこであるコーチが「大人になってもあいさつできればそれだけで生きていけますよ。」と話されたのが大変印象的でした。「少年野球をやって月数千円であいさつを学べたら本当に安いもんですよね~」と。 

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子どもたちには個性があって、大きな声であいさつする子もいれば、はにかんだようにあいさつする子、それぞれです。おとなしい子が元気な子のようなあいさつを無理にする必要はありません。『あなたのことを大切に思っていますよ』という気持ちのこもった自分にあった自分らしいあいさつが出来るとすばらしいと思います。

 

野球も書道も同じだと思うのですが、うまくなりゃいいってもんではありません。やはり「人間」が大事です。土台の土台、基礎の基礎がしっかりとした人間であることが何よりも大切です。それが「思いやりのこころ」であったり、「あいさつ」です。そのうえで野球がうまくなる、字が上手になるなどの「能力」が加味されてこそ、よりたのもしい人間になっていくのだと思います。

 

子どもたちに贈る一生のプレゼントとは

吉田松陰は激烈な行動力や生涯であったことからともすれば怖ろしい先生だったかと思いがちですが、実際はとても優しいおだやかな人だったそうです。幼い生徒が塾から帰るときには「また来なさいよ」と言って鞄をかけてあげて見送りされたそうです。上下の隔てなく人に接することができる松陰先生の人柄が分かるエピソードですが、あいさつもそこに上下の区別があってはならないと思います。

 

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先生や先輩、上司、社会的にエラいと言われる人・・・そんな人にだけあいさつしているようでは、人間としてつまらないものです。後輩であっても、年下であっても、分け隔てなくあいさつしたいものです。それでこそ土台のしっかりとした人間になれるのではないかと思います。

 

道教室でも「あいさつをする」ということを徹底していきます。子どもの頃から習慣となって、あいさつがしっかりできるたのもしい大人になっていってほしいなと心から願っています。

 

そのうえで字をていねいに練習して、字を書くことが好きになっていってほしいと思います。そうやって自己を作り上げていって、自分の豊かな時間を生きていってほしい、と。

 

本来わたしたし大人が子どもたちにプレゼントできることは、そんな単純なことくらいしかないのでしょうね。そしてそのコーチが言ったよう、社会って本当は「あいさつさえ出来れば生きていける」シンプルなものかもしれません。学歴や能力、お金のあるなしではなくて、ね。

 

釣月耕雲